あさひが丘自治会についてCONCEPT
「お互いさま」の気持ちが支える地域活動
- 「自治会の会員ではあるけど、その必要性がよくわからない」 、「会員になるメリットって何だろう・・」、こう思ったことがある人は少なくないかもしれません。
自然災害が多く、高齢化が進む日本国内で、地域の人と人とのつながりの大切さが注目を集めています。 皆さんが住んでいる地域の活動に目を向けてみませんか?
自治会ってなに?
- 自治会とは、同じ地域に住む人々が交流を通して地域のさまざまな問題に対処し、安心安全な生活を維持するために、協力しながら活動する任意団体です。
自治会の歴史
- 明治から戦中まで
〜行政補完組織から国の行政末端組織へ〜
自治会の期限は、1889年(明治22年)の「市制町村制」法の成立によって作られた「行政区」が始まりとされています。市町村が発足し、多くの町村合併が進められる
中で、行政の補助的役割を担う「補完組織」として形成されました。広域化した市町村では、細かな公共サービスを単独で行うことが困難だったため、「行政区」は地域の秩序維持のために大いに貢献しました。 その後、「行政区」は、「町内会・部落会」と名前を変え、1943年(昭和18年)には、太平洋戦争時の体制強化のもと、国の末端行政組織に変貌します。 江別に明確な自治組織が誕生したのもまさにこの頃。自警や物資の配給、防空演習などが町内会や隣組を通して行われました。住民による組織が、行政の協力団体として公的な性格を持ち、重要な役割を果たしたのです。
- 戦後から現在まで〜住民主導組織へ〜
戦後は、高度経済成長期による人口移動が急速に進み、都市や農村でも地域社会構造 が大きく変化。弱体化した社会基盤を強化する目的で、市町村合併が繰り返されました。
記憶に新しい平成の合併では、「地域自治区」制度が制定され、住民による自治強化が求められるようになりました。住民同士が協力し合い、地域をまとめるという住民主導の活動と組織の構築が必要とされ、その基盤を自治会が担い、今日に至っています。
自治会の事業とメリット
- 安全な地域づくり
・雪国だからこその支え合いです。冬期間の排雪費も、住民みんなで分担しています。
・防犯灯の設置修理費や電気代なども一例で、夜間の安全な環境づくりに役立てられています。
- 清潔な地域づくり
・地域清掃活動、集団資源回収、ゴミステーションの管理
- 地域交流
・夏祭り、研修旅行、市民活動団体との連携事業
- 福祉育成活動
・ラジオ体操、高齢者交流会、雨水調整池多目的利用管理運営
- 地域自治活動
・自治会報の発行、自治会館管理運営、自治会活動中のケガなどに対する保険加入
自治会の課題
- 活動への参加者が少ない、役員のなり手がいない
・自治会の役員は、多くが60代以上です。 60代が25%、70代が最も多く60%、80代が10%、60代以上では95%以上と高齢化が進んでおります。次世代の後継者が見つからない中、自治会の将来が危惧されております。
- 見直そう!地域のつながり
・阪神淡路大震災や東日本大震災そしてブラックアウトをきっかけに、地域の人のつながりの重要性に気づかされた方も多いと思います。事実、倒壊した家屋などの下敷きになり自力で脱出できなかった人の約80%は近隣住民などによって救出されたと言われております。いざという時に自分や家族を守ったり、高齢者が一人で思い悩む事なく、地域で安心して暮らして行けるような社会を構築するには、地域住民同士による普段からの支え合いが必要です。
- まずは、出来ることから
・住民として、地域に果たせる役割があります。人々のつながりの大切さを意識し、地域活動に目を向けては如何でしょうか。これまで出たことがなかった行事に参加してみるなど、出来ることからやってみましょう。「お互いさま」の気持ちでより良い住環境を皆さんの手で造ってみませんか。